弘法市を楽しみ
東寺を参拝したあとは、浄土真宗本願寺派の本山・西本願寺を訪れました。
世界最大級の木造建築である伽藍は見ごたえ抜群です。
本願寺(西本願寺)
京都市下京区堀川通花屋町下ル
TEL 075‐371‐5181
開門時間
1・2・11・12月/5:30~17:00 3・4・9・10月/5:30~17:30 5・6・7・8月/5:30~18:00
※その他、詳しくはHPをご確認ください。
西本願寺は親鸞聖人の末娘の覚信尼が1272年に大谷に造った大谷廟堂が起源とされています。
その後1465年に比叡山との対立により破壊されたため、1478年に山科に再建されます。
1532年にはそこも焼き払われ大阪石山に移り、1591年に太閤秀吉から現在の地を与えられるまで各地を
転々としたようです。
現在 世界遺産 に登録されている西本願寺は、争いの歴史に翻弄された流浪の寺院だったのですね。
※御影堂
227本の柱で約11万5千枚の瓦を支えている
御影堂は、その威風堂々とした姿に圧倒されそうになります。
正面のこの広い廊下だけで1,000人を収容できるとか…。
441枚もの畳が敷かれた外陣は、3,000人が一度に参拝できるそうです。
内陣中央には親鸞聖人の
御真影(木像)が安置されていて、そこから御影堂と呼ばれるように
なりました。
こういう空間に身を置いた瞬間、背筋が伸びますよね。
御影堂と
阿弥陀堂は渡り廊下で繋がっています。
まるで鏡のように磨きあげられた廊下は、歩くとキュッキュッと音がします。 鶯張り(うぐいすばり)かな?
私、この音を聞くと 『お寺さんに来たわぁ』 と実感するんです(^^ゞ
誰もいない西本願寺の渡り廊下を歩くと、まるでかの時代にタイムスリップしたような気分になります。
ふと横を見ると、広大な境内を白い石畳がすーっと横切っていて…本当に美しいです。
国宝や重要文化財に満ちた歴史深い京都にふらりと訪れて、その中に入り、ひとり占めのような時間と空間を
体感できる…最高に贅沢なことだと思います(^'^)
渡り廊下の先には
阿弥陀如来像が安置された阿弥陀堂があります。 こちらが本堂です。
一般的には本尊を祀っている本堂がもっとも大きいのですが、西本願寺は親鸞聖人の廟所が起源とされて
いるからか、御影堂のほうが大きいです。
といっても、こちらも立派! 外陣は1,500人が一度に参拝できるそうです。
西本願寺のあまりにも巨大で豪奢な伽藍は、まるで城や大名屋敷のような印象をも抱かせます。
さすが、桃山文化の遺構ですね。
世界遺産に登録されている西本願寺…言わずもがなの名跡です。
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こちらは、書院の南側に位置する国宝・
唐門です。
伏見城から移築されたと言われている唐門は、極彩色の華やかな色彩と立体的な動植物の彫刻が特徴です。
この門があまりにも美しいことから、日が暮れることさえ忘れて見とれてしまうということで 「日ぐらしの門」 とも
呼ばれているそうです。
北小路通に面しているので外から大回りしなければいけませんが、西本願寺を訪れたならば必見です!!