―大人の修学旅行 3―
「大人の修学旅行」 にふさわしい昼食を…と選んだお店は、創業約375年の歴史を誇る、湯豆腐の老舗です。
古式ゆかしい豆腐料理の数々は絶品揃い! 最高の昼食を頂きました(^'^)
京都を訪れる際は、是非お食事の候補に加えてください。 心からお勧め出来るお店です ♫
総本家 ゆどうふ 奥丹清水
京都市東山区清水3丁目340番地
TEL 075-525-2051
営業時間
平日11:00~16:30(ラストオーダーは16:00)、土日祝11:00~17:30(ラストオーダーは17:00)
定休日、木曜日
趣ある入り口に足を踏み入れると、畳敷きの外通路が現れます。
もちろん靴を脱いで上がるので、リラックスできます。 この雰囲気だけで気分が高揚しますよね。
予約時に 『一番お勧めの席をお願いします。』 と伝えたら、600坪の日本庭園を一望できる席を用意して
くれていました。 一階大広間の角の席です。
2階席や個室の席もあります。
失礼ながらお手洗いに立った時にふらりと覗いたのですが(お客様がいなかったので(^_^;)(笑))、
たしかにこちらの席が一番眺めが良かったです。
くつぬぎ石、つくばい、燈籠、飛び石、湧水…600坪の日本庭園は、伝統様式が随所に散りばめられている
素晴らしい庭園でした。 まるで日本画のようです。
奥の席から臨む景色も観光地のど真ん中とは思えない緑の深さですよ(^'^)
私達が注文したのは 『昔どうふ一通り』 という湯豆腐がメインの精進料理コースです。
夏に味わえる冷奴 (ひややっこ) を含めて四種類あるコースの中で、一番人気がある看板メニューです ♫
■昔どうふ一通り
ゆどうふ、木の芽田楽、とろろ汁、胡麻どうふ、精進天ぷら、ごはん、香の物
まず運ばれてきたのは胡麻どうふととろろ汁。
とろろ汁はそのまま味わっても良いのですが、私は後から運ばれてくるごはんにかけて頂きました。
胡麻どうふは胡麻の風味と甘味が驚くほど濃厚で絶品でした! ツルッとした食感も最高!
ものすごく弾力があって、箸で切れないほどプルプルでした。 美味しかった~❤
こちらは木の芽田楽、私と旦那さんが 『初めての美味しさ』 に感動した一品です。
伝統的な製法で作られた豆腐に木の芽や柚子で味付けされた味噌を塗って炙った一品なのですが、今までに
味わったことがない奥深い味わいでした。
これ、絶対にもう一回食べたいです!
メインの湯豆腐がこちら! 写真で二人前なのですが、けっこうたっぷりした量です。
奥丹の豆腐は、お店の地下にある豆腐工房で毎朝職人さんが手作りしています。
創業約375年もの間変わらずに受け継がれているむかしどうふは、私が普段食べている豆腐とはまったくの
別物でした。 次元が違うってこういうことなんだなぁ…と感動する美味しさ\(◎o◎)/❤
『滋賀県比良地方で無農薬栽培された大豆を、同じ地の地下水を使って作られている豆腐は、少し固めの
純古代作りのお豆腐です。』 とのこと。
鍋が火にかけられて待つこと数分、豆腐がふわっと浮き上がったら食べごろです。
お店の方にお勧めされて、まずは何もつけずにひと口…美味しい~ヽ(^o^)丿❤
普段よく食べる木綿豆腐とは比べ物にならない美味しさ! これが本当の豆腐なんだなぁ…と感激しました。
おだしをかけてネギを散らして頂くと、豆腐の旨みがより強調されて本当に美味しかったです。 絶品!
精進天ぷらは、薄い衣がパリッとしていて歯ごたえが良かったです。
全体的に薄味の品が多いので、強い味の天ぷらがアクセントになっていました。
山芋のすりおろしを丸くまとめて揚げた一品は、しんじょのようなふわふわ食感が不思議で美味しかったです。
食べている途中の写真で申し訳ないのですが、こちらが 『昔どうふ一通り』 の全品です。
昼食としては少しいいお値段ですが、そのお値段以上の価値があると思いますよ(*^_^*)❤
日本庭園を眺めつつ老舗の湯豆腐と精進料理を頂くのは、心からしみじみする 『良い時間』 でした。
忙しない日常から少し離れて、丁寧に作られた本当に美味しい料理と時間と空間を楽しむ…最高の休息です。
こういう事柄を楽しめるようになったとは、つくづく大人になりました(笑)
またひとつ京都のお気に入りが増えました。 ごちそう様でした❤