2012年 8月25日・土曜日 京都・嵐山day [4]
この日甘味を頂くのに選んだお店は、奥嵯峨で400年以上続く老舗中の老舗、平野屋さんです。
『伊勢へ七度 熊野へ三度 愛宕さんへは月参り』 と謳われた京の西の守護、愛宕神社の 「一の鳥居」 の
茶屋として親しまれてきた名店ですよ。
ホンダのフリード 「京都」 のCMに登場していたので、見覚えがある方もいますよね?
ジョン・レノンの息子のショーン・レノンが店頭に座っていたお店です(^'^)
平野屋
京都市右京区嵯峨鳥居本仙翁町16
TEL 075-861-0359
営業時間 11:30~21:00 無休
私がこちらを訪れるのは、もう4回目です。
いつも渡月橋界隈からタクシーに乗ってきます、ワンメーターで到着しますよ。
春は川魚、夏は鮎、秋は松茸、冬はぼたん鍋…と一年中季節の料理を楽しめるお店ですが、ちょっといい
お値段なので、お食事はまだ頂いたことがありません。
もうそろそろ憧れを現実にしてもいいかな? 今年の冬あたり、ぼたん鍋デビューしたいと思います(^'^)
お店に入ってすぐ、土間から上がる畳の間がこちら。 伝統を感じますよね~。
舞妓さんや芸妓さんのうちわや商売繁盛の祈願をした人形…すべてがここでしか味わえない趣を演出して
います。
私達が座った席は、上の写真の畳の間から続く離れの個室です。
入り口を含めて、部屋を囲む四面の壁すべてに大きな窓があって開放感抜群! よしずがいい雰囲気です♫
ここで旦那さんの写真を撮ったら、浴衣姿だったおかげもあって 「文豪」 のようでした(笑)
■志んこ
注文したのは、愛宕山名物の 「志んこ」 です。
ニッキ、お茶、白の三色の米粉団子に、きな粉と黒砂糖がたっぷりかかっています。
ツルツルもちもちした 「志んこ」 は、奥深い優しい甘さがとっても美味しい!
古(いにしえ)の時代の愛宕山神社へ向かう参拝者たちも、この 「志んこ」 に舌鼓を打ったのでしょうか(^^ゞ
現在の14代女将が、毎朝おくどさんで薪を焚いて蒸し上げる素朴な味わいです。
※
おくどさん…京ことばで竈(かまど)という意味。
転じて、土間など住居 の中で、煮炊きを行う空間そのものを意味します。
「志んこ」 には 「おうす(抹茶の薄茶)」 と 「桜湯」 がセットになっています。
「おうす」 はもちろん熱いですが、「桜湯」 は夏は冷たいものが出されます。
どちらも、「志んこ」 と相性抜群♫
この辺りは伝統的建造物群保存地区で風情ある町並みが続くのですが、その中でも群を抜いて重厚な
雰囲気をかもしだしている平野屋さん。 とにかくロケーションが最高です(*^^)
お店の裏手には、お食事をするお客さん専用の個室があります。
山や川を眺め見ることが出来て、いい感じですよね。
平野屋さんは、老舗だらけの京都において、『京都でもっとも古い茶屋』 と呼ばれています。
初めて訪れた時は、まるでタイムスリップしたような気持ちになりました。
ガイドブックでお勧めされている嵐山の観光スポット(特に嵐電嵯峨駅の近辺など)は、本当に人が多くて
疲れてしまうこともありますよね。
少し目先を変えて、ゆったりした時間を過ごせる奥嵯峨もいいですよ。
文化財級の老舗茶屋で過ごす唯一無二の時間、皆さんも是非味わってみてください(*^_^*)❤
※愛宕神社 「一の鳥居」
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平野屋さんと鳥居を挟んだ並びに、もうひとつ鮎茶屋があります。 それがこちら、つたやさんです。
こちらもとってもいい雰囲気です♫